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肺炎は、日本の主要な死因のひとつであり、発症者の約9割は65歳以上のシニア世代が占めています。
肺炎を引き起こす代表的な原因菌が「肺炎球菌」です。肺炎球菌ワクチンを接種しておくことで、感染予防、重症化のリスクを大幅に軽減する効果が期待できます。
また、肺炎球菌による肺炎は、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの後に続いて発症(合併)することも少なくありません。インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンと合わせて接種しておくことが、ご自身の健康を守るうえで効果的です。
特に65歳以上の方や、慢性疾患などの持病をお持ちの方には、積極的な接種をおすすめしております。
当院では、成人向け肺炎球菌ワクチンの新しい選択肢として「キャップバックス(PCV21)」の接種を開始いたしました。
【主な特徴】
■ 肺炎球菌には100種類以上の血清型がありますが、成人に多い型の約80%をカバー
■ 菌血症・髄膜炎などの重症感染症も予防
【特に接種をおすすめする方】
キャップバックスの接種は自由診療(自己負担)となります。
接種をご希望の方は、お電話または窓口にてお申し付けください。
帯状疱疹は、子どもの頃にかかる「水ぼうそう(水痘)」と同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因で起こる皮膚の病気です。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは消滅したわけではなく、体内の神経節の中に静かに潜伏し続けています。普段は免疫力によって抑え込まれていますが、加齢・疲労・ストレス・体調不良などをきっかけに免疫機能が低下すると、ウイルスが再び活動を開始し、神経に沿って激しい痛みや赤い発疹、水ぶくれを引き起こします。
特に免疫力が低下し始める50歳代から発症リスクが急激に高まり、日本人では80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
フルミストとは、鼻の中に専用のスプレーで薬液を吹き付けるタイプの「インフルエンザ生ワクチン」です。注射を使用しないため、針刺しの痛みが一切なく、注射が苦手なお子様でも安心して接種していただけます。
接種にかかるご負担が少ない点も「フルミスト」の大きな魅力です。従来の注射型ワクチンは、13歳未満のお子様の場合「2回接種」が必要でしたが、フルミストであれば対象年齢を問わず1回の接種で完了いたします。通院の回数を減らせるため、患者様のご負担を軽減できます。
さらに、予防効果の持続期間も長く、生ワクチン(弱毒化したウイルス)を鼻の粘膜に直接吹き付けることで、体内に加えて鼻の粘膜表面にも直接免疫(IgA抗体)が作られます。これにより、約1年間にわたって予防効果が持続するとされています(従来の注射型ワクチンは3〜5ヶ月程度)。
ウイルスが侵入する最初のルートである鼻粘膜でしっかりブロックするため、発症や重症化を抑える高い効果が期待できます。
フルミストは、2歳以上から19歳未満の方が対象です。
2歳未満、19歳以上の方は接種することができませんので、ご注意ください。
接種回数は年齢にかかわらず、毎年1回です。
フルミストは鼻の粘膜に直接抗体をつくる「生ワクチン」のため、体内で免疫が形成される過程で、一時的に風邪に似た症状がみられることがあります。
【主な症状】
■鼻の症状(最も頻度が高い反応です)
鼻水、鼻づまり、くしゃみ(接種された方の約半数にみられます)
※投与直後に薬液が鼻から垂れてきたり、くしゃみが出たりすることがありますが、これらは正常な反応ですのでご安心ください。
■喉や全身の症状
喉の違和感や痛み、咳
頭痛、熱っぽさ(38℃以上の発熱)、体がだるい・重いと感じる
■食欲の低下、機嫌が悪くなる・ぐずる(小さなお子様の場合)
【症状が出始める時期と経過】
接種から3日〜10日以内(多くは数日中)に現れ、数日程度で自然に和らいでいきます。
年齢を問わず鼻症状が主となりますが、2〜6歳のお子様では喉の痛みや頭痛、機嫌の変化などが一時的にみられる場合もあります。
万が一、高熱が数日以上続いたり、息苦しさ(ゼーゼー・ヒューヒューする症状)が出た場合は、当院までご相談ください。